今回は新しくリニューアルされたココンシュペール スリーク&リッチを美容師がレビュー。


ココンシュペールはいち髪やひまわりシャンプーをつくってるクラシエ最高級シリーズになり、2023年にフルリニューアルしました!

いち髪やひまわりシャンプーは市販の中でもコスパが良く、そのクラシエさんの高級シリーズという事で期待はでかい…!

そして実際に新作ココンシュペール スリーク&リッチを使ってみた結論をまとめるとこちら。
- リニューアルしたが、中身は基本的に変わっていない
- 仕上がりはしっとりまとまる系だが、シャンプーの洗浄力は少し高め
- 硬毛、多毛の方におすすめ
- 価格からのコスパ感を見るともうひと推しほしい…
フルリニューアルしたものの、大きな変更点はパッケージくらいで、中身はほとんど変わっていません。

総合的に見ると市販シャンプーの中でもクオリティは高めですが、価格を考えると可もなく不可もなく…というのが正直な感想でした。
おすすめ! | おすすめできない |
・しっとり好き ・乾燥毛 ・硬毛&多毛 ・カラーしてない | ・カラー毛 ・軟毛&細毛 ・ハイダメージ毛 |

- 仕上がりの指通りがなめらか
- シルクのような柔らかい質感をつくりやすい
- もっちり泡で、泡立ちもいい
- シリコンフリー
- 洗浄成分がやや高め
- 価格からのコスパ感がいまいち

ココンシュペール スリーク&リッチの基本情報
商品名 | ![]() ココンシュペール スリーク&リッチ |
価格 | ¥1,650(税込) |
メーカー | Kracie クラシエ |
主な洗浄成分 | アミノ酸×ベタイン |
内容量 | 500ml |
1回のコスト目安 ※2プッシュ(6mlで計算) | 約19円 |
1本の消費期間目安 ※2プッシュ(6mlで計算) | 約3ヶ月 |
香り | アクアティックホワイトブーケの香り |
購入先 | ドラッグストア バラエティショップ ネット通販 |
ココンシュペール スリーク&リッチの成分解析

シャンプーの配合成分をもとに、ココンシュペール スリーク&リッチがどんな髪質にあっているかわかりやすく解説。
成分表はこちらをタップ!
水、ラウロイルサルコシンTEA、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン、コカミドメチルMEA、コカミドMEA、ココイルグルタミン酸TEA、ジステアリン酸グリコール、加水分解シルク、セリン、プロリン、グルタミン酸Na、アルギニン、アラニン、セバシン酸ジエチル、加水分解コンキオリン、ミリスチン酸PPG-3ベンジルエーテル、アサイヤシ果実油、塩化Na、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、クエン酸、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-7、BG、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料、カラメル
洗浄成分 → アミノ酸×ベタイン系だが洗浄力は少し高め
ココンシュペール スリーク&リッチの主要洗浄成分
ラウロイルサルコシンTEA | アミノ酸系 | アミノ酸系だが洗浄力が高く、一部の方には刺激性を感じる事も (陰イオン(アニオン)界面活性剤) |
パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン | ベタイン系 | 両性イオン界面活性剤の一種で、洗浄(陰)とリンス(陽)どちらの用途をもつ。 低刺激で安全性が高く、ベビー用や高級シャンプーに配合。 |
ココイルグルタミン酸TEA | アミノ酸系 | アミノ酸系の中でも洗浄力が特にマイルドで、仕上がりがしっとりしやすい。 |
まずココンシュペール スリーク&リッチの主要洗浄成分はアミノ酸×ベタイン系となっています。
ただ一つ気になるのが、一番配合されている主要洗浄成分が、アミノ酸の中でも一番洗浄力が高めなラウロイルサルコシンTEAである事。
成分表は配合量が多い順で記載されています。

というのもラウロイルサルコシンTEAはアミノ酸系界面活性剤の中でも「別物」と考えていいくらい洗浄力が高く、一部の方には刺激性を感じやすい成分だからです。

ラウロイルサルコシンTEAはアミノ酸系界面活性剤ですが、以前は旧表示指定成分でもあったほど。
現在は全成分表示が義務づけられているが、以前は「体質によってまれにアレルギー等の肌トラブルを起こす可能性のある成分」を表示指定成分として記載する決まりだった。(その中にラウロイルサルコシンTEAもあり)
ただその他洗浄成分がマイルドなベタイン系や、アミノ酸の中でも特に優しめでしっとり感を出しやすいココイルグルタミン酸TEAがあるため、そこで洗浄力を調節してるイメージに。
とはいえ一番多く配合されているのが洗浄力の高いラウロイルサルコシンTEAなため、敏感肌の方、カラー毛やハイダメージ毛の方にはおすすめしにくいところ。
金のまゆアミノ美容液とは? → 保湿&補修成分を配合

主なコンディショニング成分
加水分解シルク セリン プロリン グルタミン酸Na アルギニン アラニン | アミノ美容液といわれる成分。補修&保湿効果。 |
セバシン酸ジエチル | 浸透剤。上記アミノ美容液を浸透させる役割。 |
加水分解コンキオリン | 真珠由来のたんぱく質で、潤いや艶感UP。 キューティクルを補修しながら指通りを滑らかにする。 |
ミリスチン酸PPG-3ベンジルエーテル アサイヤシ果実油 | 表面をコーティングし、艶感UP |

ココンシュペール スリーク&リッチが推してる「金のまゆアミノ美容液」にあたるのが、加水分解シルク、セリン、プロリン、グルタミン酸Na、アルギニン、アラニンになります。
そしてこれらのアミノ酸成分をセバシン酸ジエチルで浸透させ、加水分解コンキオリンでキューティクルを整えながら指通りUPさせるイメージに。

ココンシュペール スリーク&リッチの使用感レビュー

実際にココンシュペール スリーク&リッチを使用してみた感想がこちらです。
- 泡立ちは良く、もこもこ&もっちり泡
- 洗い心地はすっきり感あり
- 洗浄力はやや高めだが、トリートメントは重ためでしっとりしやすい
- 髪が柔らかく感じやすい
まず液体はドロッとした白濁系。


こちらは真珠のパールエキス感を出すため、ジステリア酸グリコールを配合し、キラキラした白濁の液体にした感じかなと。


泡立ちはとても良く、もこもこしたもっちり泡で指通りがいい洗い心地でした。


ハイダメージ毛はきしむかもですが、そんなに傷んでない方ならキシまず洗いやすいかなと思います。
ただ洗った後の「ヌメり」は残りやすいため、しっかりすすぐようにしましょう。
仕上がりはしっとり&柔らかい質感をつくりやすい

ココンシュペール スリーク&リッチは洗浄力が少し高めなためか、シャンプーだけではあまりしっとり感はない印象。
ただトリートメントがけっこう重ためで、こちらでしっとりした質感をつくりやすい仕様に。

ココンシュペール スリーク&リッチのトリートメントには、しっとりした質感で柔軟効果の高いベヘナミドプロピルジメチルアミンを多めに配合。

ココンシュペール スリーク&リッチはトリートメントがけっこう重ためでしっとりしやすいつくりなため、シャンプーの洗浄力を少し上げたのかな?と予想。

しっとり系のシャンプーは洗浄力が優しめが多いですが、継続使用で(トリートメントのコーティングが蓄積され)仕上がりが変わってしまう事もあります。
そのためココンシュペール スリーク&リッチは洗浄力を少し上げる事で、長期的に使用してもバランスを保ちやすい成分配合にしたのかもしれません。(あくまで考察)
またドライ後の仕上がりはしっとりまとまる系で、柔らかい質感を体感しやすかったです。

シルク艶髪がキャッチフレーズなだけあって、柔らかいしっとりした質感は体感しやすい◎

【デメリット】ココンシュペール スリーク&リッチの知っておきたい注意点

続いてココンシュペール スリーク&リッチの知っておきたい注意点がこちら。
- アミノ酸系だが洗浄力は少し高め
- ぬめりが残りやすく、しっかり流した方がいい
- 補修というより保湿なため、ハイダメージ毛には物足りない
アミノ酸系だが洗浄力は少し高め

まず先ほども解説した通り、ココンシュペール スリーク&リッチはアミノ酸系洗浄成分になりますが、洗浄成分はかなり高めのラウロイルサルコシンTEAを一番多く配合しています。
その他洗浄成分は(優しめな)ベタイン系や、(アミノ酸の中でも特に優しい)グルタミン酸を配合し優しく調節されてますが、全体で見ると洗浄力はやや高めかなと。
そのため敏感肌の方や、カラー毛やパーマ毛の方は注意しておきたいところ。
ぬめりが残りやすく、しっかり流した方がいい

シャンプー後は「ぬめり」が残りやすいと感じたため、しっかり流すようにしましょう。

しっかり流さないとベタっとした質感になりやすく、頭皮トラブルの要因にもなるので気をつけましょう。
補修というより保湿なため、ハイダメージ毛には物足りない

ココンシュペール スリーク&リッチはしっとり感や柔らかい質感をつくりやすいですが、どちらかというとコーティングしながら保湿効果を上げてるイメージに。
そのため髪の傷みが気になるハイダメージ毛の方には物足りないと感じるかもしれません。
【口コミ】ココンシュペール スリーク&リッチを購入した方の声をチェック

実際にココンシュペール スリーク&リッチ(リニューアル後)を使用している方の口コミをチェックしてみました。
香り、洗い心地、洗い上がりとても気に入ってます。
Amazonより
これまで市販のシャンプーでは得られなかった満足感があると思います。
値段も安くもないのですが適当だと思います。
ハイトーンカラー、硬毛、毛量かなり多めです。
Amazonより
ずっとサロン専売品を使っていましたが、出産をきっかけに節約のためシャンプーを変えました。
さらっとした指通りで、ほどよくまとまり、柔らかく扱いやすい髪になります。
今後もリピートします。
敏感肌、一部ブリーチ毛、広がりやすいくせ毛です。
Amazonより
かずのすけさんのおすすめで購入しました。
泡切れも香りの残りも少なく好印象。
でもきしんだりせず、余計なことをしないいいシャンプーと思いました。
ボリュームは求めていなくて、スリーク&リッチは洗浄力がややきついと思ったのでエアリーブルームにしました。
トリートメントを使えば髪の毛は普通に落ち着くので問題ないです。
汗を沢山かいた日は予洗いしっかり、シャンプー量多め、しっかり目に洗えば臭くなりませんし、肌荒れもしません。
Good!
ココンシュペール スリーク&リッチ(リニューアル後)の口コミはまだ少なめですが、仕上がりに満足してるとの高評価が多めでした。

詳しく口コミをチェックしたい方は「リニューアル前の口コミ」も参考にするといいかも。(大きく中身は変わっていないため)


【よくある質問】ココンシュペール スリーク&リッチのQ & A

ココンシュペール スリーク&リッチがおすすめな方

おすすめ! | おすすめできない |
・しっとり好き ・乾燥毛 ・硬毛&多毛 ・カラーしてない | ・カラー毛 ・軟毛&細毛 ・ハイダメージ毛 |
ココンシュペール スリーク&リッチは洗浄力の高さが少し気になるものの、仕上がりはしっとり&柔らかい質感をつくりやすいシャンプーでした。
そのため乾燥毛、硬毛、髪が多い(ボリュームダウンしたい)方に相性○
また洗浄力は少し高めなため、カラーやパーマしてない方におすすめしやすいシャンプーだと感じました。

カラーしてない、髪が硬くて多い、なんて方にピッタリなシャンプーですよ◎
是非シャンプー選びの参考になれば嬉しいです。


当メディアは全ての商品を実際に使用し、美容師目線で正直にレビューしています。しかし記事内容は個人の体験談や感想をまとめたものであり、必ずや効果や安全性を保証するものではない事をご了承ください。