ドロ(泥)シャンで人気のDROAS(ドロアス)シャンプーシリーズが、2023年3月にフルリニューアル。
こちらの記事ではリニューアル後のモイストグロッシーシャンプー(黄色)を美容師が解析&使用感をレビュー。
ドロアスは”地肌ヘッドスパ”をテーマに、天然クレイ(泥)成分を配合したシャンプーシリーズに。
本記事はリニューアル後のドロアス モイストグロッシーシャンプーをレビューしています。
DROAS(ドロアス)シャンプー全3種類の違いはこちらから


まず使ってみた結論から書くと、モイストグロッシーシャンプーはしっとり系で、シリーズの中では一番髪のまとまり感を体感できたモデルでした。
そのため髪のパサつきが気になる方や、ボリュームを抑えたい方におすすめ。
ただリニューアル前と比べると洗浄力が高くなったため、カラーの色落ちを抑えたい方やダメージ毛の方は注意しておきたいポイント。


健康毛〜ダメージ少なめで、髪が太い方や量が多い方には相性いいと思います◎
- しっとり系で、シリーズの中では一番髪のまとまり感が良し
- パサつきや広がりが気になる方におすすめ
- とはいえ前作より洗浄力が高くなり、カラー毛やダメージ毛は注意
- 成分内容的には正直リニューアル前の方が良かった…

DROAS ドロアス モイストグロッシーシャンプー(黄色)の基本情報 & 評価
商品名 | ![]() DROAS ドロアス モイストグロッシーシャンプー |
価格 | ¥1,100(税込) |
メーカー | 株式会社I-ne |
主な洗浄成分 | オレフィン×ベタイン |
内容量 | 400ml |
1回のコスト目安 ※2プッシュ(6mlで計算) | 約16円 |
1本の消費期間目安 ※2プッシュ(6mlで計算) | 約2ヶ月 |
香り | クラシックフルーティーの香り |
購入先 | ドラッグストア バラエティショップ ネット通販 |
当メディアの評価

- 地肌汚れを落としやすい
- すっきりした洗い心地
- しっとりした質感
- ボリューム抑えやすい
- シリコンフリー
- コンパクトなボトルデザイン
- 洗浄力が高め
- カラー毛だと色落ち早そう
- ダメージ毛には物足りなさあり



【リニューアル後の違い】ドロアス モイストグロッシーシャンプーの成分解析

配合成分をもとに、リニューアル後のドロアス モイストグロッシーシャンプーの違いを解説。
成分表はこちらをタップ!
水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドメチルMEA、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体、クオタニウム-33、DPG、BG、加水分解シルク、アラニン、アルギニン、グルタミン酸、ペンチレングリコール、加水分解サケ卵巣膜エキス、サクシノイルアテロコラーゲン、ポリクオタニウム-10、イソステアロイル加水分解コラーゲン、加水分解コラーゲン、ポリクオタニウム-50、加水分解ケラチン(羊毛)、オレンジラフィー油、シア脂、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAP、塩化Na、イソステアリン酸、カオリン、サンゴ末、ヒドロキシアパタイト、コレステロール、ココイルグルタミン酸TEA、オリーブ油PEG-7カルボン酸Na、ポリソルベート20、クオタニウム-18、PG、クエン酸、クエン酸Na、トコフェロール、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料
まずリニューアル後のドロアス モイストグロッシーの違いをまとめるとこちら。
- 洗浄主成分がアミノ酸 → 強洗浄力のオレフィン系に
- 一部の美容成分が追加配合
- 商品パッケージの変更
洗浄成分 → アミノ酸 → オレフィンに変わり、洗浄力は高めになったので注意

前作グロッシーの洗浄主成分は(優しめな)アミノ酸×ベタイン系だったのに対し、リニューアル後は強洗浄力のオレフィンが洗浄主成分に。
成分表は配合量が多い順で記載されています。
モイストグロッシー主要洗浄成分
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na | オレフィン系 | 洗浄力が高めですっきりした洗い心地。泡立ちが良く泡切れもいい。 |
コカミドプロピルベタイン | ベタイン系 | 両性イオン界面活性剤の一種で、洗浄(陰)とリンス(陽)どちらの用途をもつ。 低刺激で安全性が高く、ベビー用や高級シャンプーに配合。 |
ラウロイルメチルアラニンNa | アミノ酸系 | アミノ酸系の洗浄成分で低刺激で髪や頭皮に優しい。 |
オレフィン(C14-16)スルホン酸Naは洗浄力と脱脂力がかなり高い成分で、乾燥肌やヘアケア重視の方は注意したい成分のひとつ。
あまり知られていない成分だが、洗浄力はサルフェート(硫酸系)と同じくらいと言われており、美容師目線ではなるべく避けたい成分に。。


前作では洗浄成分の3番目にオレフィンがありましたが、リニューアル後は1番目の洗浄主成分に。。正直これは「改悪」といってもいいくらい(涙)
モイストグロッシーはしっとりと潤いある仕上がりをつくりやすいシャンプーですが、中身の洗浄力は高くなったため
- カラーの色落ち早い
- ダメージ毛だとごわつく
- 頭皮が痒くなる
といった可能性は前作より高いため注意しましょう。
一部の美容成分が追加配合

新ドロアス モイストグロッシーシャンプーでは、下記の成分が追加配合しました。
追加された成分
カオリン | 天然ミネラルクレイ成分。皮膚への吸着力が高く、高い保湿力もあり。 |
ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ (ヒドロキシプロピル加水分解ケラチン) | 髪の補修効果が高く、熱に反応して髪のコーティング効果あり。 ダメージ箇所の指通りや質感をUP! |

ヒドロキシプロピル加水分解ケラチンは髪の補修効果が特に高く、市販シャンプーではなかなか見られない成分です◎
その他コンディショニング成分
加水分解ケラチン | ダメージ部分に吸着し、バリア機能を高める。 |
加水分解シルク | 肌や髪への保湿効果が高く、ハリコシ、指通りをUP。 |
加水分解コラーゲン | 保湿、保水性が高く、バリア機能を高める。 分子が細かく、浸透性、吸着性がかなり高い。 |
セラミドNG セラミドNP セラミドAP | セラミドの中でも特に保湿力の高いヒト型セラミド。 高い保湿力でバリア機能をUP。 |

全体的なコンディショニング成分は、約1,000円という価格を考えるとクオリティは高め◎ ただ洗浄力が高くなったのは残念…
商品パッケージの変更

基本的には似ていますが、リニューアル後のドロアスシリーズは一部デザインが変わっています。(あと価格も約110円上がりました。)

ドロアス モイストグロッシーシャンプーの使用感レビュー

実際にドロアス モイストグロッシーシャンプーを使用してみた感想がこちら。
使用感レビューまとめ
液体 | ![]() 透明。ちょうどいい粘度。 |
香り | 控えめな柑橘系。香りはそこまで強くない。 |
泡立ち | ![]() 普通〜良いくらい。 |
泡質 | ![]() もっちりした泡で洗いやすい。 しっかり流さないとベタつきが出そうな感じ。 |
洗い心地 | すっきりとした洗い心地。 洗ってる時の指通りはまぁまぁ良し。(カラー毛だとちょっと軋み感あり) |
洗浄力 | ![]() 高め。皮脂汚れはすっきり落とせたが、頭皮の赤みが気になった。 カラー毛だと色落ち早そうなので注意。 |
仕上がり | ![]() しっとり系でまとまり感は◎(うねり毛の妻が使用した翌日に撮影) |
コスパ感 | 洗浄力が気にならなければ、しっとり系が好きな方にはコスパ良さそう。 |
総評 | ドロアスシリーズの中では一番髪のまとまり感が良かった。 ただ中身のクオリティはリニューアル前の方が良かったため星4つ。 |
仕上がりはしっとりストン系で、シリーズの中では一番まとまり感が◎

ドロアス モイストグロッシーはしっとり系で、毛先までストンとまとまりを感じられる仕上がりに。

ドロアスシリーズの中では一番仕上がり(まとまり)の良さを体感しやすいモデルでした!

上記はカラー毛&うねり毛の妻です。使用感は「シリーズの中では一番まとまりがいい!ただ個人的には同メーカーのアクオルが良かった」との事。
また個人的に気になったのが、しっかり流さないと仕上がりにベタつきが出やすい事。

吸着性が高い成分が入ってるからか、しっかり流したつもりでも、乾かすとベタベタになる事も^^; 特に細毛や軟毛の方はベタつきやすそうだなと感じました。

また洗浄力が高いからか、カラー毛やダメージ毛だと軋みが気になり、色落ちは早そうな予感。。
そのため
- 普通毛〜硬毛
- 健康毛〜ダメージは少なめ
- しっとり系が好きでボリューム抑えたい
- 洗い上がりのすっきり感がほしい
方におすすめしやすいシャンプーだと感じました。

【よくある質問】ドロアス モイストグロッシーシャンプーのQ & A

まとめ → ドロアス モイストグロッシーシャンプーは髪のまとまり感が◎ ただカラーの色落ちは早そうなので注意したい

- しっとり系で、シリーズの中では一番髪のまとまり感が良し
- パサつきや広がりが気になる方におすすめ
- とはいえ前作より洗浄力が高くなり、カラー毛やダメージ毛は注意
- 成分内容的には正直リニューアル前の方が良かった…
おすすめ! | おすすめできない |
・しっとり好き ・広がり抑えたい ・パサつき気になる すっきり洗いたい ・ダメージ少なめ ・普通〜硬毛 | ・ダメージ毛 ・カラー毛 ・細毛、軟毛 |
ドロアス モイストグロッシーはしっとり系で、シリーズの中では一番まとまり感の良さを感じられたシャンプーでした。
そのためパサつきやボリュームが気になる方にはおすすめ。
ただリニューアル前は(洗浄力が優しめな)アミノ酸やベタイン系洗浄成分がメインでしたが、リニューアル後は強洗浄力のオレフィン系が主成分に。


シャンプーは洗浄成分でほぼ決まると言ってもいいため、正直リニューアル前の方がおすすめしやすかったです…^^;
とはいえ約1,000円という価格を考えると仕上がりの良さを体感しやすいシャンプーなため、上記にあてはまる方はドロアスを試してみるのもありだと思います。
是非シャンプー選びの参考にしてください。

当メディアは全ての商品を実際に使用し、美容師目線で正直にレビューしています。しかし記事内容は個人の体験談や感想をまとめたものであり、必ずや効果や安全性を保証するものではない事をご了承ください。
ドロアスの違いはこちらから
